昨日の記事(デザインセンス)に続き、今度はその“センス”について。
普段の生活の中で、「いいセンスしてる」とか「センスわる〜」とか、よく耳にするのですが、その度に、
「そのセンスの良し悪しの判断基準は何なん?自分なん?いいセンスの定義って何なん?そうやって評価する本人はセンスがいいわけ?」
なんてひねくれた考えが頭をよぎって・・・
もともと僕も以前は、よくそのような言葉を発していた張本人でした。しかし、前述のような思考をもつようになり、そのような発言を控えるようになり、「センスの良し悪しの基準なんて人によって違うもんだ」と考えていました。
しかし、現在読んでいる本(『売れるデザインのしくみ』著者:ウジトモコ)の中で、“センス”について非常に納得できるかたちで次のように定義づけされてました。
「様々な対象にとって、様々な「センスのよさ」があります。それは決して1個だけではないのです。まるで言葉遊びのようですが、「センスが悪い」ということは、やり過ぎたり人によってはニッチ過ぎて理解できないなどの意味も含まれます。
つまりセンスよさとは、限りなく多くの人が感じる共通のグッドデザインであり、スタイリッシュスタンダードということになり、それは個性の主張ではありません。(中略)“センス重視のデザイン”は、バランスから生まれバランスによって色付けされます。バランスが取れない人は、センスを磨けないといっても過言ではないのです。」
自分の“ひねくれた考え”から解放されましたww