商品のカラーバリエーションを考える際、あまり売れる見込みがないと思われる色でも、人目を引く役割のためにあえてその色を使うことがある。これを「見せ色」と言う。
一般的によく売れるのは「スタンダードカラー」だが、特定のシーズンに注目される「トレンドカラー」を見せ色として利用する戦略はよく行われている。
また、売り出したい商品(カラー)を際立たせるために、好みが分かれる色をラインナップに織り交ぜることを「捨て色」という。
商品カラーバリエーションは、買い手に選ぶ楽しみを与えつつ、迷わせないためには5色が最適とされる。見せ色・捨て色が本命の色を支えていくのにも5色がバランスがいい。