Googleの技術の進歩により、つい数年前まで通用していた専門業者が行うSEO対策が、現在は通用しないどころか逆効果になってしまっている。
それとともに世間では、次から次へとSEOのための新たな施策が提案されたり、小手先のテクニックなどがよく謳われているが、Googleが正式に公表したもの以外は、どれも信憑性は薄く当てにならないし、あくまで企業や個人の推測に過ぎない。というか、SEO対策のために労力を費やすことがナンセンスに感じる・・・。
僕は以前務めていた企業でよく豪語していのだが(あまり相手にされてなかったけど・・・)、Googleが目指すべき道を的確に考え抜き実施することが、結果的に効果的なSEOにつながるのだと思う。
Googleはもはや社会、そして世界をも動かす力を持っているの確かで、世の中が正しい方向へ進むための舵取り役を担う企業と言っても言い過ぎではないと思う。
そう考えると、やはり以前のようにお金をかければ評価されるような検索エンジンおよび社会の仕組みが正当なわけがない。倫理的な基準で評価される方向に進んでいくのは明らかだ。現在のようにコンテンツマーケティングが主流になるのも当然な結果。
しかし、この「コンテンツマーケティング」という言葉、即ちビジネスが成り立つこと自体、個人的にはあまり賛同していない。結局、SEO業者とやってることがあまり変わらない気がするからだ。
商品やサービスを展開する事業主自身が、持ち合わせていない技術や知識(コンテンツ)にも関わらず、外部に委託することで、あたかも自社で持ち合わせているように見せることが道理にかなっているとは思えない。
事業主が自社の商品やサービスの質を高めるために、切磋琢磨するプロセスのなかから自然と生まれる“コンテンツ”こそ価値があり、ユーザーに提供されるべきだと思う。そして、そのコンテンツが有益なものであれば、Googleにも評価され、世間にも評価され、さらにはマーケッターや広告代理店の力でより磨きをかけることで絶対的なものになる・・・といった好循環が生まれる。
だから僕が考える究極のSEO対策は、社会貢献のために熱い情熱で真面目に仕事に取り組む「ダイヤの原石をみつけること」だと思う。
そして、マーケティングやコンサル企業、そして広告代理店などは、世の中に存在する“ダイヤの原石”を的確に見極め、原石をダイヤになるよう磨き続ける、ということがビジネスの根幹になくてはならない。ただの石ころからダイヤのレプリカを作るようなやり方は間違っていると思う。
「In the long run, a genuine business will pay off one day.」