「最初は多少無理をしてでもいいから、とにかくまず一生懸命、一心不乱に自分の仕事に打ち込んでみることです。苦しみの中から喜びがにじみ出るように生まれてくるものです。「好き」と「打ち込む」はコインの表と裏のようなもので、その因果関係は循環しています。好きだから仕事に打ち込めるし、打ち込むうちに好きになってくるものです。
どんな仕事でも、一生懸命打ち込めばいい成果が生まれ、そこからしだいに楽しさ、おもしろさが生じてくる。面白くなれば、さらに意欲がわき、またいい成果を生む。その好循環のうちに、いつしか仕事が好きになっている自分に気づくはずです。」
(書籍『生き方(著書:稲盛和夫)』より抜粋)