僕が産まれてから30年少々になりますが、このたった30年間で世の中はものすごい勢いで進化を成し遂げ、昔に比べはるかに便利な世の中になっています。

コンピューターとインターネットの普及によって、勉強するにも、調べごとするにも、誰かと連絡を取り合うにも、買い物するにも、計算するにも、予定をたてるにも、日記をつけるにも、遊ぶにも・・・様々なことが効率化されています。

その結果、現代人は物資も知識も以前に比べ圧倒的に容易に入手でき、恵まれ、満たされています。しかし、人間の能力という点においては、はるか昔の人と比べてもあまり進化がみられない気がします。成長速度の効率化を図る工夫がもっと必要かと感じます。

寿命は少しずつ延びているとはいえど、体力もあり、多くの物事を吸収できる若い時期は今も昔も同じ。しかし、あらゆる事が効率化されことで、同じ1日でも、こなせる仕事の数も、収集できる情報の量も、身につけられる知識も、以前よりはるかに多いはず。人間の能力はまだまだ未知数ならば、一人の人間が一生の間で身につけれる能力の限界も、昔と今では違って当たり前。

そういう意識をもって、個々人が自分自身の成長と可能性もっともっと創意工夫しながら追求し、社会における一人の人間の存在価値を高めていくことが大切だと思います。