世間でよく言われる「神は細部に宿る」という言葉ですが、人生で様々な経験していくうえで、これはあらゆる局面において当てはまる言葉だと思います。
僕の場合は職業柄、デザインするなかでよくこれを痛感する場面に出くわします。WEBサイトのデザイン、広告のデザイン、ロゴのデザインまで、デザインする対象がどんな媒体・ジャンルであれ、作品の完成度を左右するのに、ディテールの質が非常に大きな要因になっていると感じます。
仕上がった作品が悪くはないが、どうもしっくりこない。そんな時は、全体のレイアウトやメインビジュアルおよびアイキャッチ用の画像自体を変更するよりも、既存の写真のトリミング範囲を変更したり、アイコンのトンマナ(世界観)を調和したりするなど、細部を詰める作業を施すことによって、大概そのモヤモヤは解消します。
そして更に、これは決してビジュアル面だけの話ではなく、文章、目的やコンセプト、戦略・戦術、機能性においても同じことで、それらをより緻密に考え抜くことが、クオリティの高い仕事(作品)につながるのだと思います。