プロアスリートは、競技の技術を鍛えるだけでなく、どのスポーツでもベースとなる基礎体力も同時に鍛えなければなりません。また、普段から栄養バランスを考えた食事や十分な睡眠など、常にコンディション作りにも気を配り、試合では最高のパフォーマンスを発揮できるための生活を送っています。
そして思うのですが、これは決してプロアスリートだけの話ではないはずだと。プロとしてお金を貰って仕事をする僕たちも同様、仕事中に最高のパフォーマンスを発揮するための努力が必要なのではないでしょうか。
クリエイティブ関連の仕事(頭を使う仕事)をする僕の場合、“脳”こそがアスリートでいう“基礎体力”になるかと思います。その基礎となる脳を、常に万全の状態で仕事に臨むことで、その結果や成果の質も向上し、より効率的に仕事をこなせるはずです。
世界の中でも最もよく働く日本人。しかし、先進国の中での生産性はワーストワン。これまで長時間労働する事が評価されてきた社会だったためか、日本人の仕事は要領が悪いと言うこと。残業で寝不足、偏った食事で栄養バランスも悪く、さらには運動不足・・・これじゃ体は勿論、脳も高いパフォーマンスを発揮できるわけがない。
僕は仕事中に脳が最高のパフォーマンスを発揮できるよう、まずは脳に関する知識を本から得て、普段から“脳の効率化”を常に心がけて生活しています。
基本は体の健康管理と同じで、早寝早起きの規則正しい生活、そしてバランスのいい食事をとり、しっかり運動すること。当たり前の事ですが、これを継続的に行うことは、残業生活を継続するよりよっぽど難しいのではないでしょうか。