稲盛和夫『完璧主義』

ベストという言葉は、他と比較して、その中ではもっともいいといった意味で、いわば相対的な価値観である。したがって、レベルの低いところでもベストは存在する。しかし、私たち京セラが目指すのはベストでなく、パーフェクト(完璧)である。パーフェクトはベストと違って絶対的なものだ。他との比較でなく、完全な価値を有したもので、他がどうであれ、パーフェクトを越えるものは存在し得ない。

私の考える「完璧主義」とは、「よりよい」ものではなく、「これ以上はないもの」を、仕事において目指し続けるということなのです。

(書籍『働き方(著者:稲盛和夫)』より抜粋)

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