およそ1年前から「Paymo」というアプリを使って仕事の時間&タスク管理を行っているので、労働時間がかなり具体的に把握できるのだけれど、その記録によると先月の労働時間は245時間3分・・・ブラック企業なみやなw
それにしてもこのように労働時間やタスクを管理していると、何の仕事にどの程度の時間を費やしていたかが明確になるので、とても有意義だと思う。特に僕のようにフリーランスや時給制で仕事をやっている人には重宝されるべき事ではないかと。
ロゴや名刺、WEBサイトのトップページなどのデザインを1案仕上げるのために必要な時間、管理するウェブサイトの定期更新にかかる時間、ブログの記事をアップする時間など、各作業時間をしっかり把握することで、商談も正々堂々とできるようになる。
日本(特にデザインなどのクリエイティブの現場)では成果物に対する報酬が一般的のためか、“時間”に対する意識が低い気がするが、論理的に考えても、いいモノが早く出来ることに越したことはないし、それをするのがプロだと思う。
例えばロゴを作ることは素人にでも出来る。しかし、素人の場合はデザインの基本知識やソフトの使い方など勉強しながらになるので、それなりに完成度が高いモノを作ろうとしたら相当な時間を要することになるだろう。
しかし、デザイナーを生業としている人間であれば、既に持ち合わせている知識と経験があるので、当たり前だが素人に比べはるかに早く仕上げることができる。勿論、デザイナーの中でも同じ時間内で出来る事は人によって違い、“スピード”だけでなく“質”も重要な要素であり、一流と二流の差はそこにもあるのだろう。
そのように考えると作業時間をしっかり把握することは、現在の自分自身の力量・立ち位置を知ることにつながり、「より早く」を目指すことでスキルアップにもつながる。
「質の高いモノ(仕事)をより早く」を追求することは、人生という平等に与えられた時間の中で仕事をする全ての人にとって、尽きることない宿命だと思う。