「エアコンをつけるなら窓を閉める」─これは日本の夏に当たり前の習慣。でも、本当にそれでいいのか?僕は数年前からこの常識に疑問を持つようになりました。なぜなら、効率ばかり優先して、健康や快適性を犠牲にしているんじゃないかと思うから。
「窓を閉める」って本当に正解?
日本の夏にエアコンは必須アイテム。ほんで、エアコンをつけたら窓を閉める。これって多くの人にとって疑いようのない常識になっているけど、本当にそれって理にかなってる?
もちろん、窓を閉めて外気を遮断することで冷房効果も高まるし、室温が下がることで電気代の節約にも繋がるし、ある意味ではそれが正しいと思う。でも、そもそもエアコンを使う目的って何?
何故この常識が生まれたのか
この習慣の背景には「電気代を抑えたい」や「効率的に冷やしたい」などの考え方があると思います。昔はエアコンの性能も今ほど高くなかったし、電気代も家庭の大きな負担だったから、窓を閉めることが「節約の知恵」だったんだと思う。
でも時代は変わりました。エアコンの省エネ性能は格段に上がったし、僕らのライフスタイルも「効率」より「健康」や「快適さ」を重視する方向にシフトしています。それやのに、多くの人は昔の固定概念をそのまま引きずっているように感じます。
閉め切ることのデメリット
僕が思う一番の問題は、空気が乾燥し過ぎること。窓を閉め切ると、確かに部屋は涼しくなけど、同時に必要以上に部屋が乾燥して室温も冷え過ぎる。個人的には、なんか血流が悪くなって体が硬直しているような感じになります。
飲食店やショッピングモールに行くと、「ちょっと冷え過ぎちゃう?」って感じることはありませんか?長時間そんな空間にいると、体が冷え切って頭痛がしたり、喉がカラカラになったりすることもあるかと思います。こうなると、快適どころか逆効果。
調べてみたところ、密閉空間で換気が不足すると、CO₂濃度が上昇し、集中力低下や頭がぼーっとすることも複数の研究で確認されているそうです。
「窓を少し開ける」という選択
そこで僕が実践しているのは、窓を開けながら(網戸にして)冷房をつけること。これだけで、外気がが部屋に入って程よい湿度が保てるし、冷えすぎの問題も緩和される。
もちろん、冷房効率が落ちることで電気代も多少は上がるかもしれないけど、健康や快適さのためなら、そのぐらいのコストは払う価値があるかと。体調を崩して、仕事もできないうえ、医療費も嵩むよりかは、よっぽどコスパがええんちゃうかなって思う。
本質は「効率」じゃない
僕たちがエアコンを使う目的って「電気代を節約すること」じゃないですよね。本来の目的は「快適に過ごすこと」なはず。それやのに効率を最優先にするのは本末転倒やと思いませんか?
固定概念や常識に縛られるな
今回はエアコンの習慣を取り上げてみたけど、他にも「食事は1日3食」や「仕事の昼休みは1時間」みたいに、物事の本質を捉えているとは思えない固定概念はたくさんある思う。
現代のように情報過多の時代だからこそ、本質を見極められる力があるかどうかが、僕らの生き方を左右していくんじゃないかと思う。